皆さんは、カメラの高さを意識したことはありますでしょうか?
意識はしていなくても被写体によって、直感で選んでいる人が多いかもしれませんね。
今回は、「アイレベル」とは何か、派生言葉も含めて解説していきます。
高さを意識し直す事で撮れる写真が変わってきますよ。
アイレベルとは
アイレベルとはその名前の通り、目線の高さのことです。
この「レベル」とはカメラ用語で高さという意味があります。
アイレベルに限らず、腰の位置で構えていればウエストレベルとも言います。
ポジションとの違い
また高さの別の表現として「ポジション」と言われることもあります。
地面スレスレでカメラを構えているようであれば、ローポジションと表現されます。
ほとんど同じ意味だと思っておいて良いですが、ハイレベルやローレベルという表現が使われることはほとんどありませんので注意です。
アイレベルであれば目線という明確な高さが存在しますが、「ポジション」の定義は結構曖昧ですので、ざっくりとした意味合いで使用して問題ないでしょう。
良く混合されやすいのですが、ローアングルとローポジションは定義が異なります。
ここは別記事で解説予定ですのでお待ちください。
アイレベルファインダーとは
アイレベルファインダーとは、目の高さとファインダーを揃えて覗くファインダーのことを言います。
一眼レフカメラやミラーレス一眼、コンパクトデジカメに搭載されているファインダーは、
ほぼ全てアイレベルファインダーといえます。
と聞かれそうなので答えておきます。
あります。
二眼レフや中型一眼レフに搭載されているウエストレベルファインダーというファインダーがあります。
ウエストレベルファインダー
ウエストレベルについては先述しましたのでわかると思います。
つまり、ウエストレベルファインダーとは腰あたりもしくはお腹あたりの位置で構えて使用するファインダーのことです。
被写体の方を見ずに、腰に構えたカメラを覗き込む形で使用します。
NikonF がアイレベルファインダーを採用し、普及するまでは一般的なファインダーでした。
今ではめっきりと見る機会が減ったその光景が昔を感じさせるので、時代物の映画やドラマで登場することがあります。
欠点としてファインダー像が左右逆に見えるので、慣れていないと少々難しく感じます。
まとめ
今回はアイレベルとは何か解説していきました。
カメラ用語を知る事で、撮影の中で自然と意識したり、指南書を読んだときの理解度などが変わってきます。
また、そんなファインダーあるんだと思った方は、二眼レフについて調べてみると一眼レフとの違いなどに驚くかもしれません。
カメラや写真というのは、とても奥深く面白い世界なのでぜひ僕と一緒に楽しんでいきましょう。
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